音楽、映像、ダンス、写真で構成する新しい舞台。
戦後の復興を語る老人の身体から、現代的な問題を炙り出す意欲作。

12/01/31|謎を作って謎を解読する~砂連尾さんの振付

昨日は、大阪で「子ども熱帯音楽祭」の打ち合わせをしておりました。本日は、砂連尾理さん(ダンサー)とドキュメンタリー・オペラ「復興ダンゴ」のリハーサル。これが、またまた新展開でした。ダンスのシーンが、それ以前のお年寄りの語るシーンと、ちゃんとリンクしていくかどうかは、気になっていたのですが、今日のリハーサルで、心配は吹っ飛びました。つながりそうにないものが、どんどんつながっていきます。

これまでのダンスシーンの制作手順は。
1)戦後の復興について、野村がさくら苑でインタビューしました。
2)それを上田謙太郎さんが撮影して、
3)その映像の中から、砂連尾さんが気に入った動きを抽出しました。
だったわけですが、本日、砂連尾さんが、
4)その映像の動きを見て、動きの語るメッセージを読み解いてきた
のです。お年寄りが、戦後の復興のことを語っていた身体の動きを再構成して作った映像の振付。それが、言葉になるとは、思ってもいませんでした。ところが、砂連尾さんは、自分で作ったナゾナゾを、自分で解き始めて、答えを捏ち上げてきたのです。そこには、東日本大震災に関する言葉が見え隠れしました。その言葉を砂連尾さんに語ってもらいながら映像を見ると、お年寄りの身体は、確かにそのことを語っているように、見えてくるのです。不思議なものです。いよいよ、そこに音楽をつける出番です。
5)砂連尾さんが、その言葉と共に語る動きに合わせて、音楽をつけていきました
そして、東日本大震災について特定する言葉(放射能、福島第一原発、など)を省略していくことで、砂連尾さんの言葉と動きが、今回の震災だけでなく、チェルノブイリでも、広島原爆でも、東京大空襲にでも、読み取れるものになっていきました。
今日で、ダンスのシーンのイメージが、かなり進展しました。今日、砂連尾さんと合わせた曲を録音し、砂連尾さんは、次回の練習まで、この曲に合わせて、振付けを深めてきてくれることに。

なお、「復興ダンゴ」2月18日の公演は、前売り券が残り10枚を切りました!前売り予約は、お早めに。