横浜の老人ホーム「さくら苑」での共同作曲。
1999年に、アーツ・フォーラム・ジャパンの企画で行った「野村誠ワークショップ~お年寄りとの共同作曲」が終了したのですが、作曲が終わる見込みもなく、8年たっても通い続けている。これは、ギャラも一切発生しないし、何の義務もない。ただ興味のある人がなんとなく集まってきて、何かをする場です。でも、今日も、林加奈さん、大沢久子さん、赤羽美希さん、吉野さつきさん、そして、飛び石に参加していた俳優の原田さんと米内山さんも参加しました。これまでに、倉品淳子さん、柏木陽さん、如月小春さん、川口淳一さん、片岡祐介さん、山辺義大さん、をはじめとした数多くの人々が、ここを見学にやってきます。
で、今日は、さくら苑のキムタクを自称する樋上さんの語りから始まって、99歳の詩吟のお師匠さんの篠崎さんが久しぶりに登場。久しぶりに歌入り観音経も登場。先々月にピアノで共演した長谷部さんが、「亡き息子のための歌」というピアノ曲を作って、ドレミを123と数字で表した楽譜を持って登場。共演しました。そして、前回作った「ブタの小言」の歌も歌い、新登場の小松さんが、「かっぽれかっぽれあまちゃでかっぽれ」、「ぽーっぽぽっぽとないて遊べ」など、わいわい音頭にも新しい歌詞を追加しました。加奈ちゃん、原田さんらが、「歌入り観音経」の話に合わせて、飛び出す演劇になりました。
年はとるものだ、と樋上さん。年々、年を「とる(=取り除く)」から、どんどん若くなる、とも言ってくれました。樋上さんは、ぼくと大沢さんの本を大切そうに持ってきてくれて、こんな風にしてくれるだけでも、すごく嬉しい。樋上さんが「わいわい音頭」を作ったときの「年寄りが明るく暮らしていることを、伝えたい」という思いが、だんだん伝わっていきます。
それから、苑長の桜井さんは、12月8日に開催される「アーツmeetケア」のフォーラムに出演するそうで、そこで、この活動を知らせたいと意気込んでいました。今日のワークショップの様子も、上映されるかもしれません。皆さん、そちらにも是非お越しください。
07/09/19 ブタがブーブー言っていた
横浜の老人ホーム「さくら苑」に行きました。
昨日、一昨日はよく働いたし、今日はまったり楽しみました。
相変わらずの「わいわい音頭」ですが、今日はザウルスの鼻歌「牛が生えるよ木の下に」をきっかけに、樋上さんが、「ブタがブーブー言っていた」という歌詞を考えて、ブタが小言を言う歌で、途中で誰かに「何を怒っているの?」とインタビューをする歌ができました。
今日は、この本の共著者の大沢さんも来ました。
昨日、一昨日はよく働いたし、今日はまったり楽しみました。
相変わらずの「わいわい音頭」ですが、今日はザウルスの鼻歌「牛が生えるよ木の下に」をきっかけに、樋上さんが、「ブタがブーブー言っていた」という歌詞を考えて、ブタが小言を言う歌で、途中で誰かに「何を怒っているの?」とインタビューをする歌ができました。
今日は、この本の共著者の大沢さんも来ました。
07/06/28 久しぶりのさくら苑
久しぶりに、さくら苑に来ました。1年以上来ていなかったようです。昨年の3月に「老人ホームに音楽がひびく」という本が出て、出版記念にさくら苑に行って以来、行く予定がつけられなかった。1999年に始めて以来、ずっと「わいわい音頭」という歌を作り続けています。
だいたい、いつもはあまり声をはりあげて歌ったりはしないのですが、今度の日曜日にP-ブロッの「野村IDを惑わせろ!」で歌わなければいけないので、今日は発声練習として、「わいわい音頭」を朗々と大声で歌い続けてみました。自分の喉を鍛えるという別の目的も兼ねて。
バス鍵ハモに興味を持って、鍵盤を触るお年寄りがいた。でも、自分で息を吹き込まないので、息を吹き込んでもらっての共演です。バス鍵ハモに、いつ鍵盤を押すか分からない上に、非常にまったりした演奏に息を吹き込み続けるのは、相当ハードそうでした。
前回作ったさくら苑のコマーシャルのような歌を思い出して歌ったり。
久し振りに三味線も弾きました。
元ヘルパーさんで、わいわい音頭に参加したこともある方が、2歳の娘さんを連れて参加。あいのてを気に入って見てくれているようです。テレビであいのてを見て、「あ、野村活動の野村先生だ」と驚いた、とのこと。さくら苑では、「野村活動」と呼ばれていたのか。確かに名前のつけようのない活動かもしれない。
次は9月に行く予定です。
だいたい、いつもはあまり声をはりあげて歌ったりはしないのですが、今度の日曜日にP-ブロッの「野村IDを惑わせろ!」で歌わなければいけないので、今日は発声練習として、「わいわい音頭」を朗々と大声で歌い続けてみました。自分の喉を鍛えるという別の目的も兼ねて。
バス鍵ハモに興味を持って、鍵盤を触るお年寄りがいた。でも、自分で息を吹き込まないので、息を吹き込んでもらっての共演です。バス鍵ハモに、いつ鍵盤を押すか分からない上に、非常にまったりした演奏に息を吹き込み続けるのは、相当ハードそうでした。
前回作ったさくら苑のコマーシャルのような歌を思い出して歌ったり。
久し振りに三味線も弾きました。
元ヘルパーさんで、わいわい音頭に参加したこともある方が、2歳の娘さんを連れて参加。あいのてを気に入って見てくれているようです。テレビであいのてを見て、「あ、野村活動の野村先生だ」と驚いた、とのこと。さくら苑では、「野村活動」と呼ばれていたのか。確かに名前のつけようのない活動かもしれない。
次は9月に行く予定です。
06/05/01 さくら苑の苑歌
今日はさくら苑での「わいわい音頭」。大沢久子さんとの共著「老人ホームに音楽がひびく」(晶文社)が発売になって、初めてのさくら苑訪問。樋上さんが、本当に本が出たことを喜んでくれて、妹さんが泣いて喜んだとか、親戚の人も読んでくれたとか、言ってくれて、本当にうれしい。今日のヒットは、テルミン演奏。林加奈ちゃんが持参のマトリヨシカ人形の形をしたテルミンを持ってきていて、お年寄りは躊躇いながら、みんなテルミンで音を出すのを楽しんだ。老人ホームにテルミン、いいです。
1999年から開始した「わいわい音頭」の作曲にたずさわったメンバーは、樋上さん以外は、みんな他界されてしまい、今日のメンバーは、樋上さん以外全員第2世代。「わいわい音頭」も絶滅の危機にある伝統芸能のような状況になってきた。この変わり続け口頭伝承で不定形の(オープンフォームの)歌を、楽譜などに定着してフィックスして後世の人に伝えるのか、それとも生きた芸能のスタイルのまま、絶滅していくのか、それとも、形が変わりながら第2世代に伝わっていくのか、今後の展開が興味深い。
樋上さんが、「さくら苑の苑歌を作りたい。校歌みたいなの」とおっしゃった。それで、短いコマーシャルソングみたいな歌を作った。今まで口頭伝承で毎回形を変えながら自然発生してきた歌「わいわい音頭」とは違って、この苑歌は、そのまま5線の楽譜に書いて、金曜日に来る療育音楽の先生に渡してもらうように、職員さんにお願いした。毎週の療育音楽でみんなで歌って、苑の歌として定着させようとのこと。本ができたことで、樋上さんが、何か新しい方向性を提案されたのかも、しれませんね。
今日は、雑誌「クロワッサン」の取材があり、「老人ホームに音楽がひびく」を来月には1ページに渡って紹介してもらえることになりました。
1999年から開始した「わいわい音頭」の作曲にたずさわったメンバーは、樋上さん以外は、みんな他界されてしまい、今日のメンバーは、樋上さん以外全員第2世代。「わいわい音頭」も絶滅の危機にある伝統芸能のような状況になってきた。この変わり続け口頭伝承で不定形の(オープンフォームの)歌を、楽譜などに定着してフィックスして後世の人に伝えるのか、それとも生きた芸能のスタイルのまま、絶滅していくのか、それとも、形が変わりながら第2世代に伝わっていくのか、今後の展開が興味深い。
樋上さんが、「さくら苑の苑歌を作りたい。校歌みたいなの」とおっしゃった。それで、短いコマーシャルソングみたいな歌を作った。今まで口頭伝承で毎回形を変えながら自然発生してきた歌「わいわい音頭」とは違って、この苑歌は、そのまま5線の楽譜に書いて、金曜日に来る療育音楽の先生に渡してもらうように、職員さんにお願いした。毎週の療育音楽でみんなで歌って、苑の歌として定着させようとのこと。本ができたことで、樋上さんが、何か新しい方向性を提案されたのかも、しれませんね。
今日は、雑誌「クロワッサン」の取材があり、「老人ホームに音楽がひびく」を来月には1ページに渡って紹介してもらえることになりました。
06/02/20 新刊・老人ホームに音楽がひびく
「老人ホームに音楽がひびく 作曲家になったお年寄り」
野村誠・大沢久子著
晶文社
224ページ
1995円(本体1900円)
3月12日ごろ書店に並ぶようです。
プロローグ
1章 共同作曲の始まり
2章 開かれたホームーさくら苑
3章 作曲プロセス
4章 桜井苑長の考え方
5章 完成しない作曲
6章 ヘルパーから見た野村氏の活動
7章 縁の下の力もち
8章 個性豊かなさくら苑の人々
9章 さくら苑が教えてくれたこと
10章 野村さんの活動を通して感じたこと
エピローグ
プロローグ、2,4,6,8,10章が大沢久子さん担当
1,3,5,7,9章とエピローグが野村誠担当です。
大沢久子 1952年生まれ、ノンフィクション・ライター。終の棲み家を考える会代表。出版勉強会「みみの会」幹事。主な著書に「女一人の終の棲み家さがし」、「徹底調査 有料老人ホーム」ほか。
野村誠・大沢久子著
晶文社
224ページ
1995円(本体1900円)
3月12日ごろ書店に並ぶようです。
プロローグ
1章 共同作曲の始まり
2章 開かれたホームーさくら苑
3章 作曲プロセス
4章 桜井苑長の考え方
5章 完成しない作曲
6章 ヘルパーから見た野村氏の活動
7章 縁の下の力もち
8章 個性豊かなさくら苑の人々
9章 さくら苑が教えてくれたこと
10章 野村さんの活動を通して感じたこと
エピローグ
プロローグ、2,4,6,8,10章が大沢久子さん担当
1,3,5,7,9章とエピローグが野村誠担当です。
大沢久子 1952年生まれ、ノンフィクション・ライター。終の棲み家を考える会代表。出版勉強会「みみの会」幹事。主な著書に「女一人の終の棲み家さがし」、「徹底調査 有料老人ホーム」ほか。
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